ロータス・ワンイレブンカップ・レギュレーション
競技レースではありませんが、レース形式の開催方式を採用している事と、Summaryの趣旨を具現化するためレギュレーションの項目を規定します。
レギュレーション
- 普通自動車免許取得者で、Lotus Elise シリーズのオーナー及びその車輌にて参加する者とする。
- サーキットライセンス、JAFレーシングライセンスは不要。
- サーキットの基本走行規則を熟知していること。
- 自分が勝利する事より接触事故等を避け、他の参加者が迷惑と思わないマナーと規則を守った走行が出来ること。(勝つ事を優先するエントラント及びドライバーは参加禁止)
- 規定が厳守できないエントラント/ドライバーは参加できない。
- 一般公道を走行するために製造されたモデルであり、自然吸気エンジンまたは純正スーパーチャージャーモデルであること。
- 参加ドライバーが所有する車両であること。(オーナーカー)
- 参加時点で国土交通省 自動車交通局の交付する自動車検査証および自動車登録番号票(ナンバー・プレート)を有すること。(例外モデル無し)
- 参加車両は横浜ゴム(株)製のADVAN Neova AD08、AD08R(LTS含)、AD09を使用すること。
- 競技用タイヤ(通称:Sタイヤ/Sレインタイヤ)、競技専用タイヤ(通称:スリックタイヤ/競技レインタイヤ)の使用を禁止。一部モデルの純正タイヤである横浜ゴム社製A038LTS及びA048LTSも使用を禁止する。
- 各モデルは販売時の純正リム直径以下のホイールを使用すること。
- 各モデルはクラス区分規定で指示されたサイズを使用すること。
- タイヤ表面に特殊な加工及び薬品を塗布することを禁止する。
- 選及び決勝を同じタイヤで走行すること。(パンク/ホイール損傷等不測の事態の交換は対象タイヤのみ可能。ローテーションは可能)
- 車体下面の最低地上高を9cm以上とする。(公道車検の最低地上高部分を基準とする)
- FRPボディー本体を別素材および製造法への変更,交換および既存の軽量化処理を禁止する。(フロントボンネット、エンジンフード、ハードトップ、ウイングは対象外)
- 車輌に強度を持つ牽引フックを前後装着すること。(純正フックは使用可能)
- 標準装備のロールバー、またはそれ以上を有すること。
- ハーネスホール付きのシート装着とすること。
- FIA公認の5点式以上のシートベルトを使用すること。
- HANSを装着すること。
- 消火器を搭載すること。(内容量1.75リットルまたは2Kg以上)
- ガラスのライト類には飛散防止のテーピングをビニールテープで行うこと。
- 自動計測装置は、ビニールテープまたはガムテープ等によりセンサーが剥がれないように確実に固定すること。
- ホイールバランサー・ブレーキフルードキャップ・冷却水補助タンクキャップ等はテープを貼るなどによりクラッシュなどで流出・脱落しないようにし、バッテリーのプラス端子は確実な絶縁処理を施すこと。
- その他車両改造範囲等は別紙クラス区分規定を参照。
- 参加申込が受理された後のエントリー車両以外はその走行を認めない。
- 性能が著しく特出している車両がある場合、対象エントラントに事前通知のうえ性能調整をする場合がある。
- ブローバイガスの大気直接開放は禁止とする。(キャッチタンクの装着を推奨)
- タイムテーブルに添った時間内に指定の場所で車検を必ず行う。(参加者は迅速に対応できるよう準備して待機)
- 定められた検査時間内に遅滞した車両、または故障している車両については主催者、競技委員長、大会審査委員会、111CUP事務局の指示に従うこと。
- 参加申込が受理されたエントリードライバー以外の走行は認めない。
- ブリーフィングに出席しないドライバーは出走を認めない。(特段の理由無く遅刻等でブリーフィングに出席できない場合も一切の出走を認めない)
- 大会主催者および事務局からイベントに相応しくないと認められたエントラント、およびドライバーとその関係者は退場処分とする場合がある。
- ヘルメットはハンスアンカー(クリップ)付きのJAF公認、FIA公認またはSNELL SA規格の着用を義務づける。
- 耐火性のあるJAFまたはFIA公認、4輪レーシンググローブの着用を義務づける。
- 耐火性のあるJAFまたはFIA公認、4輪レーシングスーツの着用を義務づける。
- 耐火性のあるJAFまたはFIA公認、4輪レーシングシューズの着用を義務づける。
- アンダーウエアーは綿など難燃性素材を義務づける。可燃性化繊は禁止とし、耐火性のあるJAFまたはFIA公認、4輪アンダーウエアーの着用を推奨する。
- FHR(Frontal Head Restraint systems 頭部頸部保護装置)装着を義務付けとし、シートベルト・シートは対応品にする事を強く推奨する。
※FHRはHANSなどFIAの公認するシステムとすること。
- 走行妨害は禁止する。(クロスブロック、ブロックライン走行、イン閉め等の意図的追い越し阻止行為は禁止)
- 接触、衝突及びそれに至るおそれのある走行、無理な追い越し、威嚇行為を禁止する。
- 特別な指示/規定がない限り、JAF一般レース規定を踏襲する。
- 予選タイムにて決勝のスタート順位を決定する。(予選出走順は補足事項参照)
- 各サーキットのピットレーン制限速度を厳守すること。
- 明らかに重大事故の発生が予測出来る危険な行為を行ってはならない。
- 補足:1,2,5,6の項目に違反した場合は基本的にペナルティーの対象とする。なお、走行中でも黒旗の対象になりピット停止や順位降格等のペナルティーを科せられる場合がある。
- スケジュールは大会主催者規定による。
- すべてのセッションでウェービング走行禁止。ブレーキングによるウォーミング走行は前後の車両に十分に注意すること。
- 安全な走行を最優先とし、主催者およびスタッフの指示を厳守すること。
- コース、ピットは禁煙、喫煙は指定の場所で行うこと。
- 他の参加者の迷惑となるような行為は禁止する。
- 近隣の迷惑にならないよう、行き帰りも含めて騒音/走行マナー等には十分注意すること。
- 原則として走行毎のE0~2クラスは1位から3位まで、E3は6位までを表彰対象とする。
- 上記以外の賞典の詳細、順位表彰範囲は当日発表する。
- シリーズポイントはシリーズポイント規定を参照。
- クラス変更する場合、シリーズポイントは80%持ち越しとする。(端数切り捨て)
- 接触ペナルティー
各ドライバーには接触を予測,回避する義務があるが、不幸にして接触のあったドライバーには状況判断の甘さがあったとして以下の規定を適用する場合がある。 - フラッグ違反ペナルティー
フラッグの見落としは重大な事故に繋がるため、予選及び決勝でフラッグ違反があった場合は以下の規定を適用する場合がある。(大会主催者側からの指示がある場合は、そちらを採用) フラッグについてはフラッグの意味ページを参照。
予選:該当ドライバーは予選最後尾スタート
決勝:該当ドライバーの順位降格または失格
- 特別な指示が無くても一般的H項を厳守。不明な点は事務局及び大会主催者に確認すること。
- 111cup事務局は上記各項の規則違反者または車両に対し、Lotus 111 Cupの参加を拒否或いはエントリー、ポイントの剥奪または取消、ペナルティー、順位降格処分をする事ができる。
- Lotus 111 Cup事務局はシリーズ途中でも安全確保のためレギュレーションを変更することができる。
- Lotus 111 Cup事務局はLotus 111 Cupイベントの各規定項目、項目外および行為に対して最終判断の権限を有し、特別及び恒久的な変更、救済処置を行うことができ、エントラントはその裁定に従う事とする。
予選コースイン順は原則として当日のサーキット到着順とします。また到着した後に待機場所に移動して駐車する際、前後の車両間隔を出来るだけ狭めて他のエントラントに配慮すると共に、前後車両とドライバーを把握して自身のコースイン順を遵守しタイムスケジュールに遅滞なく適応する事。なお先着の方が後方に移動する事に関しては問題ない行為といますが、仲間内で陣取って遅れて到着したエントラントを前方に移動させる事は禁止します。
シリーズポイント規定
各ラウンド決勝順位にあわせ以下に示す得点をシリーズポイントとして与え、シリーズ表彰を行います。
1位 | 20 point |
2位 | 15 point |
3位 | 12 point |
4位 | 10 point |
5位 | 9 point |
6位 | 8 point |
完走 | 7 point |
決勝出走 | 5 point |
- 上記基準に基づいた判定でも同順位の場合は同順位とする。
- 出走回数の多いエントラントを上位とする。
- シリーズ期間全体で獲得した最高順位の高いエントラントを上位とする。
- シリーズ期間全体で最高順位の獲得数が多いエントラントを上位とする。
- シリーズ期間全体で最低順位の高いエントラントを上位とする。
- 上記基準に基づいた判定でも同順位の場合は同順位とする。
- 出走回数の多いエントラントを上位とする。
- シリーズ期間全体で獲得した最高順位の高いエントラントを上位とする。
- シリーズ期間全体で最高順位の獲得数が多いエントラントを上位とする。
- シリーズ期間全体で最低順位の高いエントラントを上位とする。
- 上記基準に基づいた判定でも同順位の場合は同順位とする。
- シリーズ表彰式の表彰をもって各レース順位とシリーズポイントを確定とする。
- 事務局はシリーズポイントおよび各レース順位について、シリーズ順位が確定するまでレース後不正が発覚したり何らかの問題があった場合は順位降格および取消を行う事ができるものとする。
- 何らかの裁定で順位変動となった場合は、裁定後の各エントラント順位を正とする。
- 上記以外の章典についてはシリーズポイント表彰式で発表する。
- シリーズポイント規定はシリーズ期間内でも予告無く変更できる事とする。
参加車両のクラス区分
クラス区分規定は、各クラス参加車両の馬力/重量比や改造度を統一するため便宜的に改造範囲を判断する物です。車両の基本ポイントに加算ポイントを加えてクラスを申請して下さい。
クラス分け基準
E0クラス | 過給機付き車両の全車 |
E1クラス | 基本ポイント+加算ポイントが59~ポイントの車両 |
E2クラス | 基本ポイント+加算ポイントが50~58ポイントの車両 |
E3クラス | 基本ポイント+加算ポイントが49ポイント以下の車両 |
入門者クラス | 111がベースの車両(但し、禁止事項は遵守すること) |
一般ガソリンスタンドで購入出来るガソリンであること。オクタン価が変化する添加剤等の仕様禁止。
【E0】
ECU変更・書換不可、ブーストUP不可、インタークーラーは水冷への変更を可とするが、冷却の為の物理的施工(ドライアイス・ウォータースプレーなど)を禁止とし、これらは待機中においても禁止とする。
【E3】
1ZZ・1ZRに限りECU書換可とするがECU変更は不可とし、空力不可物追加は禁止とする。但し、純正パーツ・純正オプションパーツの空力付加物は可とする。
※本来111CUPは改造を推奨するカテゴリーではありません。元々車が持つポテンシャルをドライバーの手により高めて行くことに意義を感じて頂きたいのです。事務局では経年劣化などによる交換時のアップデートされる場合なども加味しつつ、明らかに行き過ぎる改造、またはタイムが著しく参戦クラスからかけ離れる場合は積極的に上位クラス変更を勧めます。
レギュレーションに合わない車両改造をされている場合の参加希望者は事務局に相談して下さい。
基本クラスポイント一覧
Point | 対象車両 |
---|---|
59 | 340R、211、Sport Elise、S1 Sport 190、S2 190、Elise SC、Exige S、これらの車両と同等の動力性能にチューニングされた車両 |
57 | S1 Exige |
52 | S2 Exige Cup 190、S1 111S、S2 Exige(2ZZ NA)、S2 Elise 111R(2ZZ NA)、S3 Elise(NA) |
50 | Series1 160、S2 Elise 111S(03/7~)、S2 Sports 111(04/2~) |
46 | S1 135、TROFEO、S2 Elise 111(03/7~04/1) |
43 | S1 111、S2 Elise 111(04/2~) |
42 | S2 135(〜04/1) |
40 | S2 Elise S(06/7~)、S2 STD(~04/1)、S2 Elise 1ZZエンジン、Sports Tourer、Race Tech、111S、111(以上~03/6)、Elise S、Elise(03/7~04/1) |
38 | S2 STD シリーズ(04/2~)、1ZRエンジン搭載車 |
上の表に無い車両の場合は事務局までご確認ください。
(S1=Series1、S2=Series2、S3=Series3、V6=V6エンジン装着車両)
加算ポイント一覧
Point | 追加変更 |
15 | 排気量アップ(原則として排気量2リッターまで)ストック形式以外のエンジン搭載(原則として排気量2リッターまで)*1 |
7 | PTP165キット |
3 | カム交換、VHPDヘッド、VVCヘッド、ピストン交換、ビッグバルブ、ポート研磨、4連スロットル、ドグミッション、シーケンシャルミッション |
2 | CPUの交換/書換(スーパーチャージャー車両は禁止)、Bigスロットル *2、GTウイング(確実な取付を施すこと)、カナード(鋭利な突起が無い事、1段のみ)リアディフューザー バーチカルフィン(6枚まで)、フロントスポイラー、サージタンク |
1 | バルタイ変更 |
可 | エアクリーナー形状変更、ファイナル変更、クロスミッション、LSD装着、マフラー交換、エグゾーストマニホールド、ホイールインチダウン、エアコン取外、サイドスカート(確実な取付を施すこと)、圧縮比アップ、燃圧アップ、インタークーラー変更(冷却用噴霧システム及びドライアイスなどの搭載は禁止) |
禁止 | ブーストアップ、過給器の追加、過給器形式およびプーリー比変更、NOS(ナイトラス・オキサイド・システム)使用、所謂レースガスの使用 |
*1:各シリーズ内で存在するエンジン形式/タイプへの交換は対象外。
*2:シリーズ1にシリーズ2で採用さた純正アルミスロットルボディーの換装のみ対象外。
補足
- クラスポイントは各参加者の改造に合わせ、自己申告でクラス申告をお願いします。この申告は紳士協定とし、事務局では特別に資料等の提出を要求しません。ただし、レース後に入賞車両で明らかに申告クラス以上の改造と判断された場合は失格するおそれがありますのでご注意ください
- ダンパー/スプリング/ブレーキパッド/強化クラッチ/軽量フライホイール/ホースの変更、オイルクーラー、ラジエター、プラグなど、エンジンその他の保護を目的とした補機類装着/交換、エアコン取外し、ホイールのインチダウンに関しては改造と見なしませんが、極端にパーツ・車両の寿命が短くなるような変更・軽量化は慎んで下さい。
- 車両のポイントがわからない場合、タイムアップ(主に加速能力)に直接寄与する変更/交換はパーツをポイントへ換算し、クラスを申告してください。(基本的に1パーツ2ポイント、エンジンを降ろす作業が必要なパーツは3ポイント )不明なパーツについては事務局までご質問下さい。
- GTウィング・サイドスカートなどの空力後付パーツは脱落することがあり、重大な事故に繋がる危険性がある事から確実な取付をお願い致します。また、装着した状態で自走する場合は道路交通法に適法な状態を維持して下さい。リアディフューザーやカナードに関しては、鋭利な形状でなく確実な取付がされている物のみ可としています。
- ガーニーフラップやストレーキなどを可塑性ゴム等で追加する事はポイントに関係なく可能ですが、車両への固定は接着性の高い両面テープを推奨します。
- シリーズ1のプラスティックスロットルボディーは、熱歪みなどによるスティック現象が避けられません。この事から安全のためシリーズ1にシリーズ2の純正アルミスロットルボディーを装着するのは修理扱いとし、馬力換算の対象外とします。その他の製品への交換は換算対象になります。
- エントリーに関する質問・疑問・相談は事務局にお尋ねください。
クラスポイント換算例
タイヤサイズ表
Series1、340R
適合サイズ | 銘柄/コンパウンド |
---|---|
F:195/50R15 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
F:205/50R15 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
R:225/45R16 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
R:205/50R16 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
Series1 Exige, Series2〜
適合サイズ | 銘柄/コンパウンド |
---|---|
F:175/55R16 (Series2 only) | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
F:195/50R16 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
F:205/45R16 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
R:225/45R17 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
インチダウンサイズ | |
F:195/50R15 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
F:205/50R15 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
F:195/55R15 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
R:225/45R16 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
V6 Series
適合サイズ | 銘柄/コンパウンド |
---|---|
純正インチサイズ | |
F:205/45 ZR17 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
F:215/45 ZR17 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
F:225/40 ZR18 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
R:265/35 ZR18 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
R:285/30 ZR18 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
R:275/35 ZR19 | ADVAN Neova:AD08R・AD09 |
前後輪ホイールは純正インチサイズのセットかインチダウンサイズのセットの組合わせで使用する事。リム幅については指定は行わないが極端なワイドリムは禁止とし、フェンダーより外にタイヤ若しくはホイールが突出しない事。ホイールスペーサー、ピッチチェンジャーを使用する際は取付部の弛みに注意し、可能な限り使用を控える事。
フラッグの意味
サーキット走行中はフラッグ以外にドライバーとオフィシャルとの連絡手段はありません。ドライバーにコースの状態や他車との関係、その他の危険を知らせる最も重要な信号です。またフラッグ信号の見落としは重大事故へ直結します。毎周回とも各ポストを確実に確認し、信号の見落としのないよう注意してください。
国旗
競技全体の開始信号などに使用する。
表示場所:メインポスト
係員の指示に従い競技走行を開始する。
青旗
追い越し車両のあることを知らせる合図。振動表示は追い越し車両が近づいていることを示す。
表示場所:全てのポスト
早い機会を捉えて後続の車両を先行させる。
黄旗
危険を知らせる合図。ポスト区域内で発生した場合は振動表示。危険度の高い場合は2本使用される。
表示場所:全てのポスト
表示区間内は一切の追い越しが禁止。障害に対し対応できる状態で走行する。
赤の縦縞のある黄旗
コースがオイル、砂、急な雨などにより、滑りやすくなったことを知らせる合図。
表示場所:全てのポスト
コース上の滑りやすい原因に対応できるよう注意しながら走行する。
緑旗
コースの安全または走行の開始を知らせる合図。黄旗区間が終了した次のポストでも表示され、その場合は加速や追い越しが可能となる。
表示場所:全てのポスト
提示された時点から走行開始、または表示ポストを越えてから加速や追い越しが可能。
黒旗
ルール違反、危険と見なされる車両に、白の数字で車両番号を表示した黒板とともに静止表示される。表示された番号の車両は、次の周回にピットに戻って停止しなければならない。
表示場所:メインポスト
ドライバーは直ちにピットに戻り係員の指示に従う。
黒と白の旗
危険と見なされる走行をするなど、スポーツマンシップに反する走行をした者への警告旗。白の数字で車両番号を表示した黒板とともに静止表示される。
表示場所:メインポスト
自身の行為に反省する。
オレンジ色の丸のある黒旗
車両にメカニカルトラブル発生を知らせる合図。白の数字で車両番号を表示した黒板とともに静止表示される。
表示場所:メインポスト
直ちにピットへ戻る。オイルもれの場合はピットへ戻らず直ちにコース上のエスケープエリアへ待避し停止する。修理後に再スタートできる。
白旗
低速走行車両があることを知らせる合図。自分のポストから次のポストの区間にいる場合は振動表示。その先のポスト区間にいる場合は静止表示。
表示場所:全てのポスト
コース上の低速車両に注意しながら走行。
チェッカー旗
競技終了を示す旗。自動車レースを象徴する旗として広く知られる。
表示場所:メインポスト
ゴールラインを超えた時点から追い越し禁止となり、徐々に速度を落としながらピットまたはパドックの待機場所へ退出する。
赤旗
レース中断、終了、危険あり最徐行または停止の合図。競技長の指示により振動表示され、レースの中断を知らせる。ドライバーは直ちに競技をやめ、ピットか定められた場所に最徐行で戻らなければいけない。
表示場所:全てのポスト
ドライバーは直ちに競技をやめ、ピットか定められた場所に最徐行で戻る。表示された時点から全区間追い越し禁止。
※2周終了前に表示された場合はレースはやり直し、3周から75%未満ではレースは2レースに分けて行われ、75%以上ではレース成立となる。再開が不可能な場合はレース終了となる。
走行マナーについて
Lotus 111 Cupは参加ドライバーとその車両の安全のため、接触、衝突、及びそれに至るおそれのある走行や無理な追越し、威嚇行為を禁止しています。通常のレースでも以下の該当行為は禁止事項です。レース初心者の多くに、このような行為がレースの技だと思い違いをしてる人が多く存在しますが、Driving Manner を重んじる Lotus 111 Cupでは禁止事項ですので絶対に行わないで下さい。
1.並走車両はもちろんのこと、後方車両の車体が一部分でも並走していると認められる場合は当該後方車両の走行スペースを空けて走行することを義務づける。特に後方車両の車体前端部がBピラー以上前にある場合は、いかなる場合も当該後方車両の走行スペースを空けて走行することを義務づける。
2.急激な進路変更等による他車への威嚇及びそれに準ずる行為を禁止する。
3.前車がターンインする瞬間までに、前車のAピラー以上前へ車体前端部が到達しないような、無理なイン側からの追い越し行為を禁止する。
上記の条件でなくとも他車の走行ライン(スペース)が確保されないような走行は禁止します。これは他車がミスをしていたり、気づいていない場合に接触の危険があるからです。違反行為をしなくても、抜かれないようにする方法はいくらでもあります(それが本来レーステクニックと呼ばれる技です)。「自分は優先だ」等の自己中心的な走行はせず、相手の状況を認識できる余裕を持った走行を心がけて下さい。またレース形式ですので、ブルー・フラッグが降られた車両は、すみやかに速い後続車両へラインを譲り追い越させる義務があります。
(Flag information を参照)